ガジュマルの木の下で

現役フリーベトナム語通訳・翻訳者の日々のこと。ベトナム駐在時代の思い出など。

辛いもの好きはやきもち妬き?

ăn ớt nhiều hay ghen

直訳すると、

「唐辛子をたくさん食べるのはやきもち妬き」。

ベトナムでは、辛い物が好きな人は

やきもち妬きだと よく言われます。

そして実際、辛党な人も嫉妬深い人も(特に女性)、

実に多いように見受けられます。

勝手な感想だけど、特に南部の人は

明るくてオープンで熱い人が多いので、

私は密かに東洋のラテン系と呼んでいます。

そんな彼らがひとたび嫉妬に狂ったら

大変な修羅場となるようです。。

でも、心のうちをストレートに表現できる

彼らが羨ましくもありますね。

 

ちなみにベトナム料理は一部を除いて

そんなに辛くありません。

テーブルの上の調味料や唐辛子で

自分流にちょちょっと味付けして

食べれるので、日本人にも馴染みやすいですよね。

 

Xin Chào(シンチャオ)は使わない

ベトナム語のXin Chào「こんにちは」は、

最初に覚える言葉ですが、

実はベトナム人は使いません。

外国人用のベトナム語という印象ですね。

挨拶は、Chào+二人称が基本です。

二人称は年齢や性別、立場によって

変わるので、瞬時の判断が必要です。

Chào Anh(目上の男性)だったり、

Chào Em(年下の男女)だったり…

慣れるまでとても大変ですが、

この表現を覚えると、ベトナム人も

親しみを感じてくれるはずなので、

ぜひ使ってみることをお勧めします。

 

 

変わること、変わらないこと

仕事の都合でベトナムサイゴン

住み始めたのは、2000年の初めごろ。
あの頃はまだまだ住むのに不便で

今みたいにお洒落で美味しいイメージも

あんまりなくて、親や友人にも

随分と心配されたものです。

 

あれからベトナムも驚くほど

変貌を遂げましたが

街全体の、人々の、

いつも走っているような

汗をかいているようなイメージは

当時のままだなぁと感じます。

はじめまして

私は通訳・翻訳歴が10年を過ぎたベトナム語通訳者です。

以前住んでいたベトナムのことや、生業とするベトナム語のこと、

行ったり来たりの日々について綴っていきたいと思います。

 

大きくどっしりと根を張ったガジュマル(Cây Đa)は

ベトナムや東南アジアの国で、スコールの雨宿りや

暑い日差の日陰となってくれる、大好きな大木です。

 

どうぞよろしくお願いします。