ニッチな分野の通訳
現在継続的に通訳翻訳を請負っている
業界は、いわゆる’’職人さん’’の世界。
かなりニッチな分野です。
本音を言うと全く興味のない
業界だったのですが^^;
長年携わるうちに、本当に
奥が深い世界だなぁ、
恐る恐るではありますが
足を突っ込んで良かったなぁと
改めて感じるようになりました。
当初は、知識も専門用語もほぼ分からず
現場で叱咤激励を受けながら
コツコツと勉強させて頂きました。
(つくづくラッキーですね。)
なにせ、使う言葉は辞書に
載っていない単語だらけ。
試行錯誤して作った膨大な単語帳は
かなり年季が入っています。
語学を生業としなければきっと覗き見ることも
なかったであろう世界。
仕事をきっかけに学ぶことも
たくさんあり、知識もぐっと深まりますね。
これも通訳・翻訳業の醍醐味ですね。
ちなみにベトナムでも
慢性的に人手不足なこの分野。
ニッチなニーズは通訳翻訳が
出来る人材が極端に少なく常に
売り手市場みたいですね。
通訳や翻訳の世界では
専門分野を決めた方がいいと
良く言われますが
ベトナム語は英語とは違って希少言語なので、
「幅広い分野を満遍なくこなせて、
そのうえで一つの分野はすごくできる」
事の方が求められているような気がします。