ガジュマルの木の下で

現役フリーベトナム語通訳・翻訳者の日々のこと。ベトナム駐在時代の思い出など。

ベトナム人の友達にはっきり言われたこと

ベトナム人の友達とビデオ通話をしました。

本当に久しぶりに顔を合わせたのですが

挨拶もそこそこに、その子の第一声は

「Chị mập ra!(太ったねぇ)」でした>< 

 はっきり言ってくれるなぁ。

 

そういえば、髪を切ったり新調した服を見て

đẹp(キレイ)とかkhông đẹp(キレイじゃない)とか

近所のおばちゃんも会社の部下たちも、外見や装いについて

あぁだこうだと好き勝手に批評してくれます。

上司であっても、恰好の餌食です。

漫画でいう「思うマーク」が「喋るマーク」に

なりがちというか。。私の周りだけなのでしょうか。

大きなお世話なのですが、耳の痛いことを

ストレートに言ってくれる人は

なかなかいないので

ありがたいと思うことにします。

 

ちなみに、放っておいて!とか

余計なお世話!って言いたい時は

「Mặc kệ tội!」と言ってみましょう。

通訳練習のためにラジオを聴き続ける

翻訳の仕事が立て込むと、途端に

通訳トレーニングがおろそかになります。

一日サボるとあら不思議。

口がまわらなくなってしまいます・・

というわけで、朝イチで

翻訳に取り掛かりたい気持ちを

ぐぐっとこらえ、NHKワールドラジオを

一本か二本必ず聴いて

リプロ、サイトラを行うようにしています。

時間があれば、同通の練習も。

こちらはスクリプトもついているので

訓練に最適です。

時事問題を取り上げるので勉強になります。

あとは、家事をしながら

ベトナムのラジオ局の番組を流しっぱなしに

してシャドーイングをしたり。

隙間で細々と続けています。

 

今はスマホベトナム各地のラジオ番組も

気軽に聴けて、とても便利ですね。

ちなみに私はサイゴンに長くいたので

なんとなーく南部の番組がごひいき?です^^

ベトナム土産はツバメの巣(Yến Sào)

ベトナム人の友人からお土産として

ツバメの巣(Yến Sào)を頂きました。

ツバメ飼育所を営んでいる方からで、

とれたてほやほやの新鮮なものです。

以前、飼育所を見せて頂いたことがあるのですが、

ツバメが自由に行き来できる暗い屋根裏部屋を作り、

ツバメがやってきて巣作りするのを待っていました。

人工飼育は、温度・湿度・光・岸壁に似せた内装等

すべてが揃わないとツバメは定着せず、

とても難しいと聞いた記憶があります。

 

ちなみに軒下に巣を作るあのツバメではなく、

アナツバメといって洞窟に自分の唾液(nước dãi)で

巣をこしらえるのだそうです。びっくりですね。

この唾液に驚くほどの美容成分が含まれているため

パーフェクトフード、高級食材なのだそう。

 

調理法は、10分ほど弱火で煮て

お好みで砂糖を混ぜるだけ。

気になるお味は、無味無臭で、ゼリーのような

触感だけ。。^^;

それでも、お肌つるつる&体力UPでいいとばかり!

cao lương mỹ vị(ご馳走)」なのよ!

とのことなので、しばらく食べ続けてみようと思います。

 

 

情熱大陸 同時通訳者橋本美穂さん

ピコ太郎とふなっしーを同時通訳する超一流通訳者

 

ずっと楽しみにしていた昨日の「情熱大陸」は

同時通訳者、橋本美穂さん。

この方は国際ビジネスの最前線交渉から

ピコ太郎の武道館ライブ、はたまた

ふなっしーの記者会見までを瞬時に通訳する

まさに超一流の「言葉のアスリート」。

実に見ごたえのある内容で

橋本さんの凄さに圧倒されると同時に

その素敵な笑顔に30分間くぎ付けでした。

 

 

あの、ピコ太郎用語を同時通訳だなんて。

「本当に、ありが玉置浩二

・・な、なんと通訳すればよいのでしょうか。

想像するだけで凍り付きますね。。

汗が噴き出ますね。。。

橋本さんは、あえてthank you ではなく

arigatou or ariga-tamaki-koji

と訳されていました。

 

印象的だった言葉は、

「相手の価値観を瞬時に吸収して言葉に反映する」

「条件が整わないと集中できないとか

言ってるといつまでも集中できない」

「雑音を押し出す力で集中する」

「基本的には誰も何も言ってくれない。

だから自己批判精神が大事」

「(話し手の)代弁だからなりきらないといけない」

 

ご自身は、逆境を楽しむ楽天家なのだそう。

想像力と集中力。コミュニケーション力と

ユーモア、そしてセンス。

月40本の仕事をこなし超多忙な毎日のはずなのに、

あの爽快な笑顔。

しかも小学校のお子さんがいらっしゃるなんて。

すごく楽しそうに仕事されているのが印象的でした。

 

おこがましいですが、わたしもいつか

あんなふうになりたいな、なんて。

また、目標となる女性が一人増えました。

 

 

母語を磨くこと

図書館のにおいとか雰囲気が割と好きです。

許されるなら、図書館で日がな一日

本に囲まれてのんびり過ごしたいですねぇ。

なんて。

 

外国語にかかわる仕事をしていて

切実に感じるのは、日本語力を

もっと伸ばさなければ!という事です。

もちろんベトナム語能力を高めるのも大切ですが

それを適切な日本語で表現できる能力が

なければ通訳は務まりません。

プロの間では、外国語は母語の能力を

超えることはできないとよく言われますね。

 

最近は、新聞の音読を隙間時間に行います。

これを日課にすると、日本語への訳出も

少しスムーズになるような気がしています。

また気になった時事ネタなどの表現をメモして

ベトナム語訳することも忘れないようにします。

 

仕事に関する本を読むことは多いですが、

ジャンルにとらわれないで

大好きな読書に費やす時間がなかなか

取れないのが目下の悩みですね。

 

 

 

ベトナムで高まる教育熱

教育とは選択肢を与えること

ベトナムではそろそろ長い夏休みが始まります。

とはいえ、あくまで学校が休みなだけで

都会に住む多くのベトナム人の子ども達は

毎日語学スクールや塾通いで忙しいようです。

ベトナムでの教育熱は高まる一方。

学力で将来を手に入れたい、

学校の成績は子供の将来にとって重要だと

考える親は多いようで

夜遅い時間も、塾の前はお迎えのバイクで

溢れています。

幼児期からの教育に力を入れるご家庭も多いようで

サイゴンに住んでいた頃、

ご近所にあるKUMONは入会するのに

数十人待ちと聞いたことがあります。

教育熱心な親に対し、子ども達も

いい大学への進学が叶えばいい将来が手に入ると

信じて前に進んでいるように見えます。

 

ただ、行き過ぎた幼児教育に対する

意見が出てきているのも事実。

これからはベトナムでは

時代背景もあいまって、生き方や学び方も

多様化していくのでしょうね。

教育って選択肢を与えることかも

しれませんね。

 

 

www.n-liner.jp

あなたに褒められたくて

 

ベトナム人の友人は

今は亡き高倉健さんの大ファンです。

彼女に勧められて

健さんのエッセイ「あなたに褒められて」を

読みました。

 

文章力もさることながら

これほど飾らない、素朴なエッセイを読んだのは

何年ぶりでしょうか。

すぐそばで語りかけられているような

臨場感があります。

健さん、ユーモアと感性の人。

本当に意外です。

褒められたかったのはいったい誰だったのか。

読み進むうちにそのなぞも解け、

また胸が熱くなりました。

ずっと手元に置いて

何度も何度も読み返したい一冊です。